IT導入補助金は、自社の課題やニーズに応じたITツールを導入する際、かかった費用のおよそ半額を還付金として受け取れる制度です。
■IT導入補助金2020の補助額
30万円~450万円
■IT導入補助金2020の補助率
補助対象経費の1/2以内、2/3以内、3/4以内のいずれか
■補助対象事業者
業種 |
資本金・出資金額 |
資本金・出資金額 |
従業員数 |
製造業、建設業、運輸業 |
3億円以下 |
300人以下 |
ゴム製品製造業 |
900人以下 |
ソフトウェア業、情報処理サービス業 |
300人以下 |
卸売業 |
1億円以下 |
100人以下 |
サービス業 |
5,000万円以下 |
100人以下 |
小売業 |
5,000万円以下 |
50人以下 |
旅館業 |
5,000万円以下 |
200人以下 |
■IT導入補助金2020の補助対象ツール
- ECサイトの構築
- 予約システム
- 顧客管理システム
- 会計システム、給与計算システム
対象ツールの種類は、大きく3種に分けられます。
甲…顧客への商品供給に関わるツール
乙…非対面・遠隔でのサービスのビジネスモデル構築に関わるツール
丙…テレワーク環境を整備するためのツール
また、補助の対象となるのはIT導入補助金2020に登録されている事業者のITツールのみです。申請には事前にIT導入支援業者とのやりとりも発生するため、スケジュールに余裕があるうちに早めに行動する必要があります。
IT導入補助金2020は、補助額の下限が前年度よりも10万円引き下げられ、より使いやすくなりました。さらに、新型コロナウイルスによる投資の停滞を防ぐため、従来よりも補助率を上げた「特別枠」も設けています。その一方で、補助金適用の要件に「賃上げ」が加わるケースがあるなど、注意しなければならない点もあります。
■賃上げの内容
- 給与支給総額を年率平均1.5%以上向上する
- 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上に向上する
上記の要件が未達の場合は、補助金額の一部返還などのペナルティとなる可能性があります。
通常枠として設定されているA、B類型と、特別枠のC類型における概要は以下の通りです。
類型 |
補助金申請額 |
補助率 |
プロセス数 |
甲乙丙ツール要件 |
賃上げ要件 |
A類型 |
30~150万未満 |
1/2 |
1 |
― |
加点 |
B類型 |
150~450万 |
4 |
必須 |
C類型-1 |
30~150万未満 |
2/3 |
1 |
甲
補助対象経費
全体の1/6以上
|
加点 |
150~450万 |
必須 |
C類型-2 |
30~300万未満 |
3/4 |
乙or丙
補助対象経費
全体の1/6以上
|
加点 |
300~450万 |
必須 |
■A、B類型の7次締切分/C類型の6次締切分
2020年8月31日(月) 17:00
■A、B類型の8次締切分/C類型の7次締切分
2020年9月30日(水) 17:00
通常枠のA、B類型/特別枠のC類型共に、予定されている最終締切は2020年9月30日(水) 17:00となっていますので、興味のある人は締め切りに注意して準備してください。
※関連サイト:
令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業「IT導入補助金2020」
IT導入補助金に参画する登録事業者として、ミロク情報サービスでも補助対象のITツールを幅広く提供しています。
■ミロク情報サービスの登録予定サービス
上記のラインナップには、会計システムはもちろん、テレワークの環境構築に欠かせないツールも揃えています。例えば、「Edge Tracker」では遠隔での経費精算や勤怠管理などに活用できる機能を搭載しています。また、「PCパトロール」ではセキュリティ・ログ収集機能を使うことで、社員のリモート業務管理を行うことができます。テレワーク推進ツールはIT導入補助金でも特別枠が設けられているので、この機会にぜひチェックしてみてください。
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