労働保険・社会保険の労務管理業務を自動化すれば、人事部門の業務負荷は大幅に軽減可能。マイナンバーの運用も一元化できる支援システムがおすすめです。
労働・社会保険申請の業務負荷を軽減
人事異動への対応や新入社員の受け入れなど、 春は、人事・総務部門にとって非常に慌ただしい季節です。
中でも、労働保険・社会保険の保険料計算や各種申請書作成は非常に煩雑で、給与担当者の大きな業務負荷となっています。
また、雇用保険・社会保険の資格取得届や資格喪失届などには個人番号(マイナンバー)を記載する必要があるため、人事・総務部門においても、 特定個人情報が漏えいすることのないよう、個人情報保護委員会の定めるガイドラインに沿って
安全管理措置を実施する義務があります。
このような状況で増えていく業務負荷を改善していくために、今回は、
- 労働保険・社会保険に関する労務管理業務
- 安全性の高いマイナンバー運用
という2つの業務をまとめて効率化できる「労働・社会保険業務支援システム」をご紹介します。
各種申請書の作成や複数の労働保険番号に対応
「労働・社会保険業務支援システム」を導入すると、手間と時間のかかる各種申請書の作成を自動化し、 簡単に作成できるようになります。 特に記入が面倒と言われる離職証明書の作成も、驚くほどラクになります。
既存の人事給与システムと連携させることが可能なため、社員データや給与・賞与データを手入力で転記する必要もありません。
申請書の作成画面には、申請用紙のイメージが表示されるため、扱い慣れた用紙に記入していく感覚で操作可能。 実際の申請用紙に直接プリントアウトすることもできます。
また、1法人で本社・支店・工場など複数の労働保険番号がある場合でも、事業所データに労働保険番号を登録し、個人ごとに月次セットが可能です。これにより、労働保険の年度更新の労災保険事業ごとの集計が可能になります。
労働・社会保険業務におけるマイナンバーの安全な運用を実現
雇用保険、健康保険、厚生年金に関する申請書のうち、資格取得届や資格喪失届といった書類には個人番号(マイナンバー)を記載する必要があります。
そのため、「労働・社会保険業務支援システム」では、個人情報保護委員会の定めるガイドラインに沿って、個人番号の取得、保管から利用、廃棄まで、強力な安全管理措置を実現できるようになっています。
システム選定の際には、
- ログインユーザーの「利用権限」を設定できる
- 社員情報と個人番号は、異なるデータベースで「分散管理」できる
- 個人番号は「暗号化」して保管できる
- 手のひら静脈認証など、高度な「認証システム」に対応している
- 個人番号の「利用状況を自動記録」できる
といったセキュリティ機能が充実していることや、
既存のマイナンバー管理システムとの連携も可能であること
などに留意しておきましょう。
行政ポータルサイトe-Govと連携し労働・社会保険の電子申請が可能に
労働保険や社会保険に関するほとんどの手続きは、総務省が運営する行政ポータルサイト「e-Gov」を利用して電子申請することができますが、あまり活用されていないのが現状です。
近年では、「労働・社会保険業務支援システム」が「e-Gov」の電子申請システムとAPIで連携するようになり、システム上からダイレクトに電子申請できるなど、利便性がさらに向上していますから、これを活用しない手はありません。
電子申請の主なメリットは3つ。
ひとつは、窓口に行くことなく、いつでも申請できるので、手続きに関する業務負荷を軽減できること。
もうひとつは、紙の申請書が不要になるため、紙管理のコストや手間を削減できること。
さらには、個人番号の記載された紙の申請書を窓口に提出したり、社内で保管したりする必要がないため、マイナンバー運用のセキュリティ施策としても非常に有効です。
労働・社会保険に詳しくなくても申請書ガイダンス機能がサポート
労働保険・社会保険に関する手続きや計算は、非常にややこしいものが多いため、どうしてもベテランの経験やノウハウに頼りがちです。
そんな時に便利なのが「申請書ガイダンス機能」です。
- どのような場合に
- ソフトウェア(業務システム、アプリケーションなどの社外利用)
- どの申請書を
- いつまでに
- どの役所・機関へ
- 何を添付して提出するか
を、さまざまな人事イベントから簡単に検索することができ、労働保険や社会保険に詳しくない従業員でも、的確に業務を行うことが可能になります。