HOME 業務全般業務効率化 システム刷新で乗り越える「2025年の崖」
業務全般業務効率化 2024/07/16

システム刷新で乗り越える「2025年の崖」

この記事をシェアする

DX(デジタルトランスフォーメーション)が当たり前の経営課題となっていく中で、皆様は何度も「2025年の崖」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。今回は、膨大な経済損失をもたらすとされる「2025年の崖」の課題をおさらいしつつ、乗り切るために必要な施策についてご紹介していきます。

DXの遅れが引き起こす2025年の崖とは

「2025年の崖」とは、経済産業省が2018年に作成した『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』で提示された言葉で、日本企業がDXを推進してビジネスの生産性や競争力を高めなければ、2025年からの数年間でおよそ10兆円規模の経済損失が発生してしまうと予測するものです。

この時、DXの推進を阻む大きな要因として挙げられているのが、「レガシーシステム」の存在です。
レガシーシステムとは、時代遅れの言語や技術で構築されたシステムのことです。実際の話、1980~90年代に導入した古いシステムを基幹システムや業務アプリケーションとして使いつづけている日本企業は決して少なくありません。

2023年にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発行した『DX白書2023』によると、実に7割近くの日本企業がレガシーシステムを使っており、「ほとんどがレガシーシステムである」とする企業が22.0%、「半分程度がレガシーシステムである」とする企業は19.2%にのぼります。

レガシーシステムがもたらすデメリット

現状の業務プロセスを変えたくない、IT予算を確保できない、DXを推進できる人材がいないといった理由によって、レガシーシステムを欺し欺し運用していくことは、企業にさまざまなデメリットをもたらします。

高い維持管理費がかかる
レガシーシステムは、サポートの終了した古いサーバーやOSで稼働させることが多いため、最新システムよりも高いランニングコストがかかります。仮想化技術などを使って新しい環境で稼働させることも可能ですが、結果としてIT環境は複雑化し、コストも膨れ上がってしまいます。

人材の確保が難しい
レガシーシステムをメンテナンスできるエンジニアが少なくなっているため、その人材確保は非常に困難であり、大きな人件費がかかります。人件費を用意しても獲得できる人材がいないため、今後、レガシーシステムのメンテナンスは事実上不可能となっていくことでしょう。
ブラックボックス化している
レガシーシステムは、長年にわたってアップデートやカスタマイズを繰り返して肥大化・複雑化しているため、メンテナンスが難しくなっています。仕様や改修に関するドキュメントが存在せず、当時のエンジニアも不在のため、ブラックボックス化してしまうこともあります。

セキュリティリスクが高い
古いOSで稼働するレガシーシステムは、最新のセキュリティ対策を適用することができず、非常にリスクの高い状況で運用せざるを得ません。また、アップデートやメンテナンスが十分に行われず、セキュリティホールが放置されている可能性もあります。

ビジネスの変化に対応できない
現代のITシステムは、日々変化するビジネス環境に柔軟かつ迅速に対応していく必要があります。しかし、古い言語と開発手法で構築されているレガシーシステムは、カスタマイズや改修に時間とコストがかかるため、今どきのビジネススピードに対応できなくなっています。

脱レガシーシステムはMJSにお任せください

以上のように、レガシーシステムを無理に存続させることは企業にとってデメリットが大きく、現代的なシステムへの移行は急務と言えます。

とくに、レガシーシステムの維持にかかるランニングコストが今後肥大化していくことを考えれば、新しいシステムを構築し直した方が安上がりとさえ言えます。

とは言え、DXの推進やレガシーシステムの刷新にはさまざまなハードルや課題があるものです。例えば、

  • DXを推進できるITに強い人材がいない
  • 現在の業務プロセスなどをできれば変えたくない
  • どのような人材を確保し、育てるべきかわからない
  • 保守運用費を抑えつつデータ活用の環境を整えたい
  • どこから始めるべきか、何をすべきかわからない
といった声がよく聞かれます。そんな時は、MJSにおまかせください。

MJSは、財務会計システムやERPだけではなく、DXやシステムインテグレーションについても豊富な実績と経験があります。そもそも財務会計システムやERPは、社内のあらゆるデータが最終的に集まってくるビジネスの基幹ですから、その周辺システムやインフラを含めた統合的なシステム構築やデータ連携は、MJSの得意分野と言えます。
また、多種多様な業界で導入経験があり、各業界の業務を熟知したエンジニアや営業担当がいることも大きな強みです。各企業の業務内容に合わせて、コスト面も考慮しながら最適なシステム構成をご提案し、必要に応じてカスタマイズを行い、オリジナルの帳票を作成することも可能です。弊社システムだけではなく、複数ベンダーのシステムを組み合わせてご提案することもできます。

DXの推進やレガシーシステムの刷新にお悩みなら、ぜひ一度、MJSにご相談ください。
**********

MJSなら、財務会計システムやERPをコアとした統合的なシステム構築について、システムの企画・設計、プログラム開発、ハードウェアやソフトウェアの選定と導入、社内教育、導入後の運用・保守や改善提案まで、ワンストップでお任せいただけます。詳しくは下記のページをご一読ください。

あらゆるデータを連携して業務のDXを推進する中堅・中小企業向けERP
人気記事ランキング - Popular Posts -
記事カテゴリー一覧 - Categories -
関連サイト - Related Sites -

経理ドリブンの無料メルマガに登録